支援ツールセミナー/ 実行を助ける手がかりツール > 1
 ◆自助具でチャレンジ

 私たちだって、携帯電話や電子レンジのような便利な道具を使いこなして生活しています。子どもにも分かって使える便利な道具があるとよいです。

 難しい使い方の習得を必要とせず、家庭や地域、学校などで使いこなせる、そんな道具と使いこなす方法が「自助具」(実行を助ける手がかりツール)です。 

  • 「自助具」とは
  • 「自助具」を作ろう・子どもの長所を探るポイント6
 ◆実行を助ける手がかりツール「自助具」を作ってみましょう
<どうやったらうまくいくの>
 お母さんと一緒に、みそ汁作りを始めたA子さんです。
 でも、みそ汁の具は準備できないし、お玉はどこかへいってしまうし、お湯はぐつぐつと煮立ってしまうし、大変です。
 後かたづけならと思ったら、今度は洗剤で泡だらけ。何度言ってもうまくなりません。
 担任の先生に相談したら、「どう行うかの問題ですね。自助具を考えてみますか」と言われました。先生も一緒に考えてくれるの?


「自助具」とは

 子どもが確実に行動し、行うことを体得するための手がかりツールの一つです。

  • ねらいとした行動、あるいはそれと同等の行動を容易に行えます。
  • 使い込むことで、行動が上達します。
  • 子どもの不安を減らし、これなら大丈夫という自信をつけます。
  • 日常生活、お手伝い、運動、余暇活動などで使える自助具を工夫しましょう。やりとりを増やすコミュニケーション手段を工夫しましょう。

「自助具」を作ろう・子どもの長所を探るポイント6        

 子どもに合わせた自助具を工夫するポイントです。「子どもの気持ちになって」ということです。

   
「自助具作り方シート」のダウンロード → 支援ツールユーズ/自助具へ

その1:一番よく分かり、慣れているやり方で

  • 次々と難しいやり方にステップアップしたり、子どもが使える一番高度な技能を駆使するのではありません。

その2:好きなものを取り入れて

  • 例えば、数字やマークが好きなら、自助具にも番号・マークをつけるのようにです。

その3:毎日の生活の理解の仕方を考えて

  • 例えば、カゴと着替えでお風呂、車のキーで外出のように理解していることがあります。大人の常識や分かり方で考えるとうまくいきません。

その4:見て、触れて分かるように整理する

  • 色マークやラベルをつける、余分なものや細部を隠す。
  • まとめたり仕切りを入れる、型にはめ込む、実物・完成品を示すなど。

その5:行いやすいようにガイドする

  • 立つ場所や動く向きに印をつける、自助具を使い体の向きや動きを体感する、動きを誇張して示し順序づけるなど。

その6:時間の見通しや場所の移動も

  • 時間の区切りが分かり、活動を切り替えたり、移動できるように工夫します。
  • タイマーやカウンター、チェック表、移動カードなどが利用できます。
生き活き支援ツール講座支援ツールセミナー>実行を助ける手がかりツール1

発達障害児者のための生き活き支援ツール講座